こんにちは。Milintaroです。
2020年に入ってから、大きく価格が上昇している金(ゴールド)ですが、今からでも金への投資を始めた方が良いのでしょうか?
自分なりに考えをまとめてみました。
この記事はこんな人に向けて書いています
今からでも金(ゴールド)投資を始めた方が良いか知りたい。
今からでも金(ゴールド)に投資すべきか
2020年の年初には1,520ドル/オンス近辺だった金(ゴールド)価格ですが、8月に一時は2,075ドルの歴史的な高値をつけ、本記事の執筆時点では1,930ドル付近で推移しています。
一時の高値から大きく下がったとはいえ、年初の価格からするとまだまだ高い水準の価格と言えそうですが、ここまで価格が上昇している金に、今からでも投資をした方が良いのでしょうか。
色々と調べた結果、今からでも資産のうち一定の割合を金(ゴールド)へ投資した方が良いと考えています。
理由は次の章で説明したいと思います。
今からでも金(ゴールド)に投資すべきと考える理由
私が、今からでも金(ゴールド)に投資をした方が良いと考えるのは、主に以下の理由からです。
- 金採掘量の減少と採掘コストの増加
- 各国通貨の発行量の増加
- インド・中国の富裕化
- 価格チャート
順に説明をしたいと思います。
1.金採掘量の減少と採掘コストの増加
金の供給について調査したところ、「ピークゴールド」という主張に行き着きました。
1995年ごろから新たに発見される金鉱床の量が減少しており、鉱山開発や生産までのタイムラグを考慮すると20年後の2015年ごろから徐々に金の生産量が減少していく、という主張です。
現代の鉱床の発見技術は目覚しく発展しているため、簡単に(=今までのコストで)採掘できる鉱床はあらかた探し尽くしてしまったと言えそうです。
米国の産金会社であるバリックも、今後10年間の間に世界の産金量は減少していくと予想しています。
コモディティである金にとって、供給の減少は価格上昇の一因となりそうです。
2.各国通貨の発行量の増加
金の採掘量が伸び悩む一方で、各国の通貨の発行量は大きく増加しています。
基軸通貨であるドルの流通量を管理するFRBは、2008年のリーマンショック以降、金融緩和のためにドルを増刷してきています。ようやく景気が回復しドルの引き締めに向かうと思いきや、2020年のコロナショックにより、更なる金融緩和を続けざるを得ない状況に陥っています。
3.インド・中国の富裕化
世界の金の需給を発表しているワールド・ゴールド・カウンシルの統計からは、世界の金需要のうち中国・インドの2カ国が大きな割合を占めていることがわかります。中国人もインド人も金が大好きなようですね。
中国・インドはご存知の通り、現在年率数%で経済成長を続けています。成長の結果、今まで金を買うことが出来なかった世帯が金を購入するようになれば、今まで以上の需要の伸びが見込まれるかもしれません。
金の供給が伸び悩む中での需要の拡大となれば、更なる価格上昇も期待できると思われます。
4.価格チャート
以下は長期チャートとなりますが、2020年に、2011年につけた最高値を更新しており、長期的には上昇トレンドになっています。
短期的には一定の調整は避けれないと思いますが、やはり長期で見た場合には前述した要因もありじわじわと上値を切り上げていくのではないかと考えています。
以上、今からでも金に投資すべきか考えてみた、でした!