〈FX〉ループイフダンを9ヶ月運用した収支実績を公開

資産運用
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こんにちは。Milintaroです。
ループイフダンを9ヶ月運用した運用実績や運用をしてみて感じたことなどについてまとめていきます。

この記事はこんな人に向けて書いています

  • ループイフダンを始めるか迷っている
  • ループイフダンの実際の運用実績が知りたい

ループイフダンとは?

ループイフダンとは、アイネット証券が提供しているFX自動売買システムで、一度設定をすれば一定のルールに従って24時間売買を繰り返してくれるシステムです。

売買システムは「売買する通貨」、「売り方向か買い方向か」「売買する値幅」によって幾つかのシステムが用意されています。

例えば、私が使用している「ループイフダンB80(CAD/JPY)」の場合、「CAD/JPY(カナダドル/円)」を「買い方向(カナダドル高円安方向で利益)」で、「80pipsの値幅」で取引を行うことになります。

ループイフダンの運用実績

私は下記の条件で、ループイフダンでの運用を始めました。

運用開始日:2019年11月7日
元手資金:400,000円
売買システム名:ループイフダンB80(CAD/JPY)

以下で収支の実績と売買システムの選択理由について説明していきます。

ループイフダンを9ヶ月運用した収支実績

運用9ヶ月間での収支実績は+37,911円となりました。
▲13,654円の含み損を抱えていますので、現時点で確定できる利益は22,470円になります。
元手資金と運用期間から計算すると、利回りは5%を超えている計算になります。

売買システムにループイフダンB80(CAD/JPY)を選択した理由

私は売買システムにループイフダンB80(CAD/JPY)を選択しましたが、その理由は以下の通りです。

  • 元手資金40万円でもロスカットの危険性が少ないと判断した
  • 金利差によるスワップ収益が期待できた
  • 長期の値動きに明確なトレンドが無く、レンジ内の値動きで推移していた

元手資金40万円でもロスカットの危険性が少ないと判断した

ループイフダンの売買システムは、そのシステムの特性上、相場が自分の想定と逆方向に動き続けた場合には多くの含み損の売買ポジションを抱えることになります。含み損が大きくなり、口座内の有効証拠金が一定の基準を下回った場合には強制的なポジションの決済(=ロスカット)が行われることになってしまいます。

短期的にリスクをとってトレードしたいならまだしも、私はループイフダンは長期保有目的で運用していますので、こういったリスクを出来る限り避けられるよう、売買システムを選択しました。

基本的には、値動きの大きい通貨ペアであればあるほど、売買する値幅が小さければ小さいほど、ロスカットが行われる危険が高い(=多くの証拠金が必要となる)傾向にあります。

必要となる目安証拠金については、提供元のアイネット証券が丁寧にまとめてくれています。

ループイフダン®の目安資金表|アイネット証券
FX自動売買「ループイフダン」の目安資金表のページです。運用資金はいくら必要なのか?過去のレート変動幅やお客様の資金状況に合せて、無理のない設定内容を一覧表から簡単に見つけることができます。

金利差によるスワップ収益が期待できた

ポジションを長期保有することの魅力として、2カ国通貨間の金利差を要因として発生するスワップ収益が挙げられます。

ループイフダンB80(CAD/JPY)の場合、円売りカナダドル買いですので、カナダドルの高金利を背景としたスワップ収益が享受できることを期待しました。平たくいうと、カナダドルとして外貨預金運用をしているようなイメージでしょうか。

ただ、その後コロナ禍の中で、景気対策としてカナダ中銀が大幅な金利下げ(1.75%→0.25%)を行ったことで、スワップ収益の魅力は以前よりかなり低下してしまいました。。。

長期の値動きに明確なトレンドが無く、一定のレンジ内の値動きで推移していた

ループイフダンはその取引方法の特性上、開始時の売買と反対方向に相場が動き続けた際には含み損が拡大し続けてしまいます。そのため、取引前には長期的なチャートを確認し、自分の売買したい方向と逆の方向にトレンドが発生していないかを事前にチェックすることが重要です。

カナダドル円については、2007年から2008年にかけて急落して以降、その範囲(1カナダドル=70〜120円)を上抜けることも下抜けることも無く推移していたため、明確なトレンドは無いと判断しました。

今回のコロナショックでも、このレンジを下抜けるような事はありませんでしたので、このレンジは底堅いものと考えています。

ループイフダンの良いところと気をつけるべき点

ループイフダンを使用していて私が良いと思った点は以下の通りです。

  • 放置していても自動で取引を続けてくれる
  • 銘柄によっては一定のスワップ収益も期待できる

一方で、以下の点については注意した上で取引を開始する必要があると感じました。

  • 資金余力を超えた銘柄はロスカットを招く可能性がある
  • トレンド相場の場合にはトレンド方向を見極める必要がある

放置していても自動で取引を続けてくれる

サラリーマンをしていると、1日中相場に張り付き続けるというのは難しいです。他のことに集中している時や、夜に寝ている間に取引の好機を失うようなこともよくあります。

そのため、ループイフダンの自動売買は

売買システムによっては一定のスワップ収益も期待できる

売買システム選びの説明の際に述べた通り、売買システムによっては2カ国間の金利差を主因としたスワップ収益が期待できます。売買益と比較すると微々たるものですが、長期保有しているとこの収益がじわじわと効いてきます。

ただ、スワップ収益はあくまでおまけとの位置付けなので、通貨ペア選択には、まずはトレンドの有無を気にした方が良いと考えています。

資金余力を超えた銘柄はロスカットを招く可能性がある

これも売買システム選択の際に述べましたが、売買システムに対して資金余力が十分でないと、相場が想定と逆方向に大きく動いてしまった際には、強制的なポジション決済(=ロスカット)の恐れが高まります。

相場がレンジ相場であれば、相場が想定と逆に動いた際に作ったポジションは、いずれ利益を生み出してくれるポジションになりますので、ロスカットはもったいないものだと考えています。

不意なロスカットを避けるためにも、アイネット証券がまとめている資金目安表をぜひ参考にしましょう。
私は目安表を参考にしたおかげで、コロナショック時の大きな相場変動にも耐えて利益を確定させることが出来ました。

トレンド相場の場合はトレンド方向を見極める必要がある

こちらも売買システム選択と重なりますが、ループイフダンはその取引方法の特性上、開始時の売買と反対方向に相場が動き続けた際には含み損が拡大し続けてしまいます。

つまり、ループイフダンで利益を上げるにはレンジ相場と自身の売買方向にあったトレンドが発生している通貨ペアが好ましいということになります。

例えば南アフリカランド円は2005年以降、円高ランド安方向の長期トレンドで推移していますので、ランド高方向にエントリーするのは少々危険なように思われます。

ループイフダンは長期保有目的で投資される方が多いかと思いますので、長期トレンドをよく吟味した上で通貨ペアを選択することをお勧めします。

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