〈書評〉「一生忘れない読書」から学んだこと

書評
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こんにちは。Milintaroです。
「一生忘れない読書」を読了しましたので、感想や学んだことをメモしていきます。

この記事はこんな人に向けて書いています

  • 「一生忘れない読書」を購入しようか迷っている
  • 「一生忘れない読書」からどのような学びが得られるかを知りたい

「一生忘れない読書」の感想

この本では、いわゆるビジネス書などの「学び」目的で読む本にどのように向き合っていくべきか、また読書から得られる「学び」を自身の地肉とするための読書の方法について書かれています。

「学び」目的の読書をするにあたっての具体的な方法やノウハウについても勿論ですが、著者が読書そのものやひいては人生をどう考えているかといったより本質的な部分も垣間見ることができ、その部分についても読書初心者の私としては、大変勉強になりました。

私は読書には電子書籍をメインで使っていますので、本書に書かれている読書の進め方をそのままやってみることは出来ないかもしれませんが、代替手段を使うなどしてトライしてみたいと思います。

あとは、本書で薦めてられている古典の名著(セネカ・ゲーテなどの著作)についても今後読み進めていきたくなりました。

「一生忘れない読書」から学んだこと

この本からは、私は以下のような学びを得ることが出来ました。

  • 「学び」のための読書は目的意識と時間意識を持って進める
  • 大抵のビジネス書は内容の2割程度に筆者の主張の本質が書かれている
  • 読書からの「学び」は、本へのメモ書きなどのアウトプットを以て完成する

順番に説明していきます。

「学び」のための読書は目的意識と時間意識を持って進める

著者は、何かを学ぶために本を読む場合には、なぜその本を読もうと思ったのかといった目的意識があって然るべきであり、その目的意識を意識しながら読書をすべきと書いています。

これは言われてみると正にその通りで、逆に言えば自分の目的から外れているような内容は読み飛ばしてしまっても良いことになります。

良く、一部に著者の遍歴などが詳細に書かれている本がありますが、そういった部分は目的次第では簡単に読み飛ばしてしまっても良いのではないかと考えるようになりました。

また、読書の数を重ねて見識を強化する観点からも、学びを目的とした読書には時間を節約する意識を持つべきだととも著者は述べています。

記憶を定着させて実践的な学びを得るには、同じ分野の本でも数冊読む必要がありますので、効率的に学習するためにも時間を意識することは非常に重要なことだと思います。

大抵のビジネス書は、内容の2割程度に筆者の主張の本質が書かれている

筆者は、大抵のビジネス書は内容の2割程度に筆者の主張の本質が書かれており、8割はそこまで重要ではないと述べています。

また、大凡の本の内容は要約すると10行程度にまとめることが出来るとも述べています。

確かに、本を出版する際にはある程度の原稿のボリュームが必要になるでしょうから、本当に筆者が主張したいことを様々な視点や論点から補強したり、主張にあたっての前段が必要になるというのは納得が出来ます。

様々な内容を網羅しているような、教科書的な本ですと上記の主張をそのまま受け取ることは難しい場合もあると思いますが、なんらかの主張を軸にした本であれば間違いなく著者の言う通りと思います。

僕も今後の読書にあたっては、テーマにもよりますが、上記の考えは常に持っていたいと思います。

「読書」からの学びは、本へのメモ書きなどのアウトプットを以て完成する

著者は、読書の最終段階として本へのメモを勧めており、その理由を学びや思考は、文章化してアウトプットすることで完成するためとしています。

確かに本の内容をアウトプットすることは手を通じて脳への刺激となり忘れないことが予想されます。

また、僕もブログを書き始めて非常に思うことですが、文章という形でアウトプットすることは単にインプットすることより何倍も頭を使うことだと思います。

内容をいかに構造化して順序立てて書くかということが重要になってくるからで、ある程度本の内容を自分で噛み砕けないと、いざ記事を書く段になると何をどう書けば良いかわからないということになります。

そのため、著者のこの主張には非常に説得力を感じました。

「一生忘れない読書」はこんな人におすすめ

この本をぜひ読んで貰いたいと思うのは以下のような人達です。

  • 読書をしても自分の身についたような気がしない
  • 今後読書を習慣としていきたいが、どのような読み方をしたら良いかわからない

以上、「一生忘れない読書」の書評でした。

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