〈書評〉「「記憶力」と「思考力」を高める読書の技術」から学んだこと

書評
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こんにちは。Milintaroです。
「「記憶力」と「思考力」を高める読書の技術」を読了しましたので、感想や学んだことをメモします。

この記事はこんな人に向けて書いています

  • 「「記憶力」と「思考力」を高める読書の技術」を購入しようか迷っている。
  • 「「記憶力」と「思考力」を高める読書の技術」からどのような学びが得られるかを知りたい。

「記憶力」と「思考力」を高める読書の技術」の感想

この本は、タイトルの通り、著者が自らの経験をもとに、読書術について書いた作品です。

私はタイトルから、「テクニック面が中心に書かれているのかな」と勝手に考えていました。
しかし実際に読んでみると、習慣としての読書の素晴らしさや、読書という行動を面白くするにはどうするかといった面を強く感じ、「これからは読書を習慣にしたい!」という気持ちを私に持たせてくれました。

もちろん、筆者が長年の読書習慣から培ってきたノウハウも数多く記載されており、その点も大変参考になりました。

「「記憶力」と「思考力」を高める読書の技術」から学んだこと

この本からは、私は以下のような学びを得ることが出来ました。

  • まずは読みたい本を自由に読み続ける事が最も重要
  • 複数の本の共通点と相違点を意識して読み進める
  • 読書中や読書の後に本のポイントや要素(5W1H)を反芻する

順番に説明していきます。

まずは読みたい本を自由に読むことが最も重要

著者は本書内で、「読みたい本を読みたいように読む」ことを強調しています。

人の目を気にして「カッコつけた」テーマの本を読むことや、分厚い本を無理して最後まで読み続けるようなことは勧めていません。
むしろ複数の本を持ち歩いてその時の気分によって本を読み替えたり、読んでいて飽きた本はそのままにするなど、気楽に本を読むことを勧めています。

これは、読書を習慣化することで多くの本を読むことが、本書内での「記憶力」と「思考力」を高めるための技法を手に入れる前提であり、読書が習慣化されれば、遅かれ早かれこれらの技法は身についてくるということではないかと思います。

私も、気合を入れて難しい本を読んだばかりに読書が苦痛になり、読書をやめてしまう経験には心当たりがあり、今後はまずは読みたいものを読むことで、読書の習慣付けをしていきたいと感じました。

複数の本の共通点と相違点を意識して読み進める

著者は本書内で、同じテーマについての複数の著者の本の中で、各著者の主張の共通点と相違点を意識することを技法の一つとして紹介しています。

この技法には、能動的に思考しながら読書をする効能に加え、重要な効能が2つあると考えています。

一つは、その分野に詳しい人たちが共通して理解している、テーマのエッセンスを素早く掴み取る事が出来ることと、もう一つは、この作業を通じて、同じテーマの本を複数読むことに繋がり、記憶の定着と、知識の分厚さが自然と養われることだと考えています。

今後は、この技法を用いることで、読書の思考力を高めるとともに、特定のテーマに関する理解を早められないかと考えています。

読書中や読書の後に、本のポイントを反芻する

著者は、本を読んでいる途中や移動時間で読書を中断している時などに、読んでいた本の内容を思い出して反芻をすることを勧めています。

これは、反芻によって本の中で重要と感じた内容を記憶に定着させる効果があることはもちろんですが、併せて著者が本書の中で述べている文字情報から要素を切り取り映像化するプロセスとしても効果があると考えています。

つまり、情報としてインプットするだけでは終わらせず、自分の頭の中で整理するなど、何らかの方法で改めてアウトプットをしてみることが重要なのではないかと思っています。

私は今まで、本はその場で読みっぱなしにしてしまい、あまり身にならないと感じることが多かったですが、本のポイントや要素を拾い上げてアウトプットすることで記憶の定着に結びつけていきたいと感じました。

「「記憶力」と「思考力」を高める読書の技術」はこんな人におすすめ

この本をぜひ読んで貰いたいと思うのは以下のような人達です。

  • これから読書を始めてみたいけど、どうすれば良いかわからない。
  • 読書を始めてみたけれど、習慣として続かず困っている。
  • 読書をする上でどのようなことを注意すべきか知りたい。
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