こんにちは。Milintaroです。
「たいていのことは100日あればうまくいく」を読了しましたので、感想と学んだことをメモします。
この記事はこんな人に向けて書いています
- 「たいていのことは100日あればうまくいく」を購入しようか迷っている。
- 「たいていのことは100日あればうまくいく」からどのような学びが得られるかを知りたい。
「たいていのことは100日あればうまくいく」の感想
この本は、目標を達成する期間としてなぜ100日に設定する事が好ましいのか、また100日で目標を達成するための具体的な計画の立て方と進め方についても書かれています。
なぜ100日に設定することが望ましいのかについては、著者の経験ももちろんですが、科学的な根拠についても示されており、100日が長すぎず短すぎない期間であるということについて説得力を持って書かれていました。
また、具体的な計画の立て方や進め方についても、筆者の戦略コンサルタントでの知識や経験、心理学的な考察から、どのように進めるべきかについて非常に具体的に記載されており、自身の目標に合わせて本書を読み進めながら作業を進めていくことで、一通り目標と100日間の計画を決めていくことが出来ると思います。
「たいていのことは100日あればうまくいく」から学んだこと
この本からは、私は以下のような学びを得ることが出来ました。
- 目標の達成と検証をしていくサイクルとして、100日(3ヶ月)間が有効である
- 100日間、淡々と同じように取り組んでいけば良いわけではない
- 目標計画書を一枚の紙に落とし込む
順番に説明していきます。
目標の達成と検証のサイクルとして、100日(3ヶ月)間が有効である
著者は自身の経験をもとに、目標を達成するための期間として100日(3ヶ月)が相応しいと述べています。脳科学的にも、100日は行動が習慣化されるための十分な期間がある一方で、脳が新しい行動の刺激に慣れて飽き始めない、丁度よい期間であるようです。
私も、今まで試験勉強などに取り組む中で、長期間漫然と勉強を続けてしまい、ある一定の期間を過ぎると飽きてきて効率が落ちるようなった経験がありましたので、上記の考えには納得感があります。
個人的には、ある種の試験や語学修得など、100日では完成出来ないようなボリュームの目標もあるかと考えています。しかしそのような大きな目標に対しても、3ヶ月ごとにサイクルを区切り、段階ごとに進んでいく(例えば語学であれば検定の級を上げていくなど)ことで、途中で飽きたり折れることなく最終目標へ向かって進めるのではないかと考えます。
100日間、同じように取り組んでいけば良いわけではない
筆者は、人にはパフォーマンスのムラがあることを理解した上で、目標達成までの期間を5つの期間に分類することと、それぞれの期間において目標達成に向けてどのように取り組むべきかについて説明しています。
私は一度目標を立てたら、そこに向かって等速直線的(グラフで言うと右上がりの直線的)に取り組んでいき、最後に遅れが顕在化してしまい、ラストスパートをかけてどうにか目標を達成するタイプの人間でした。典型的な一夜漬けタイプです。
ですので、著者の説明するような最初にピークを持ってくる作業や一定のバッファーを見込んでおくことで、目標達成に万全を期す考えは非常に参考になり、合理的な計画の立て方であると感じました。
目標計画書を一枚の紙に落とし込む
著者は本書の中で、100日間で目標を達成するために目標計画書を作成することを強く勧めており、その具体的な作成方法と手順についても本書内で説明されています。
本書内でも述べられていますが、仕事上で目標計画書を作成する機会がある方は一定数いらっしゃるかと思われますが、個人の目標を目標計画書に書き出した経験のある方はほとんどいらっしゃらないのではないでしょうか。
私も今までそのような経験は無く、はじめはそのようなことが出来るのか不安でした。
ただ、本書では目標計画書をA4の紙一枚にまとめて記載する方法を説明しており、想像よりはハードルが低いように思われます。
また、目標計画書を作成し定期的に見返すことで、自分が当初目標を立てた際の目標意識に立ち返ることが出来る、自分が目標達成までのどの期間にいるのかと予定に対する進捗状況が把握出来るといった効用が有りそうです。
私も、自分の目標に対して目標計画書を作成したいと思います。
「たいていのことは100日あればうまくいく」はこんな人におすすめ
この本をぜひ読んで貰いたいと思うのは以下のような人達です。
- 達成したいこと、目標があるが長続きせずに終わってしまう
- ダラダラと続けてしまい、目標の達成に時間がかかってしまう
- 目標を達成するにあたっての期間などを意識したことが無い